執念の魂。諦めない新聞記者が真実を暴く【スポットライト 世紀のスクープ】
スポットライトを鑑賞しました。
アベンチャーズのメンバーであるハルクを演じているマーク・ラファロやアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたマイケル・キートン等が出演しています。
第88回アカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞していて、内容の良いストーリーになってます。
作品情報
あらすじ
2002年、ウォルター(マイケル・キートン)やマイク(マーク・ラファロ)たちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナーを担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。カトリック教徒が多いボストンでは彼らの行為はタブーだったが……。(シネマトゥデイより)
スタッフ/キャスト
【監督】・・・トム・マッカーシー
【脚本】・・・トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー
【キャスト】・・・マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー
その他
【原題】・・・Spotlight
【公開年/製作国】・・・2015年/アメリカ
【上映時間】・・・129分
感想
事実に基づいている物語なだけに、このような一大事件を新聞に掲載するにあたって相当の覚悟が必要だったのでしょう。
神父が起こした事件なだけに新聞記事にする時は、カトリック信者からの批判があったに違いない...。
それでも新聞記者としての信念を貫いて、取材し続けるスポットライトの担当者達は真メディアではないかと思いました。
映画中盤のマーク・ラファロ演じるマイク・レゼンデスがブチ切れるシーンは、本当にこの事件に関して世間の皆に知らせないといけない義務感を感じました。
また、小さな神父の事件から組織全体の悪事に繋がっていくのは、予想外な展開でした。
アカデミー脚本賞の他にも、数々の脚本賞を受賞していて、映画のストーリーが凄く質の良いものになっています。他にも映画化が実現されていない優秀な脚本を選出する「ブラックリスト賞」では、2013年にランクインを果たしてから映画化が注目されていただけに完成度の高い作品になってます。
評価点数
83点/100点
映画を鑑賞していて、とても凄く脚本が良い作品だと感じました。近年の「ラ・ラ・ランド」や「シェイプ・オブ・ウォーター」といった爆発的に人気の出る映画ではありませんが、確実に良い作品なので皆さんにおすすめできると思います。
それでは。