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世界中から狙われる伝説の殺し屋【ジョン・ウィック:チャプター2】

前作である「ジョン・ウィック」の続編「ジョン・ウィック:チャプター2」を鑑賞しました。
前作のチャド・スタエルスキ監督が続投し、キアヌ・リーヴスや他の前作に登場したキャスト等も登板しています。

 

作品情報

あらすじ

リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィックキアヌ・リーヴス)はイタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)から新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり……。(シネマトゥディより)

 

スタッフ/キャスト

【監督】・・・チャド・スタエルスキ
【脚本】・・・デレク・コルスタッド
【キャスト】・・・キアヌ・リーブス、コモン、ローレンス・フィッシュバーン

 

その他

【原題】・・・John Wick: Chapter 2
【公開年/製作国】・・・2017年/アメリ
【上映時間】・・・122分

 

感想

前作である「ジョン・ウィック」よりも、さらに今作はボリュームアップして帰ってきました。

アクション要素も前作より、パワーアップしておりガンフーも健在しながら、今回、新しく車を使ったアクション「カーフー」が登場します。
ジョンの愛車であるマスタングが前作で盗まれ、今作の冒頭で奪い返すシーンがありますがカーアクションが見事に出来ており、ドリフトした状態でマスタングが倉庫から出てくるときは華麗なアクションシーンと呼べるほどでした。

また、ガンフーでも同じようにパワーアップしており、キアヌ・リーヴスのアクションには、ハリウッドを代表するアクションチーム「87イレブン・アクション・デザイン」が全面的にキアヌ・リーヴスをバックアップしています。
ハリウッドを代表するアクションチームが全面協力しているからこそ、しっかりとしたアクションが仕上がっているのです。
ですが、「87イレブン・アクション・デザイン」が全面的な協力だけでは、ここまで洗礼されたアクションにはなりません。
一番の役割を果たしているのは、監督であるチャド・スタエルスキでしょう。

彼は、ジョン・ウィックシリーズの監督を務める前から、「マトリックス」シリーズにてキアヌ・リーヴスのスタントマンを務めていた経験を持っているからこそ、常にスタントの最前線で活躍している人物が監督を務めた時には、スタッフやキャスト陣に的確な指示を出せたからこそではないでしょうか。

ジョン・ウィック以外にも物語として、重要性を兼ねているのはバワリー・キングです。
普段はホームレスのふりをしながら、地下犯罪組織の王として、裏社会の情報を集めています。
彼は、ジョン・ウィックに殺されかけるも見逃してもらった過去があり、ジョン・ウィックに協力しながらも「キンバー1911」と7発入りのマガジンを渡します。
これは、ジョン・ウィックに懸けられている賞金700万ドルに対しての当てつけなのかもしれません。
バワリー・キングがジョン・ウィックに「キンバー1911」を渡したことにより、物語は一気に加速していきます。

他にも世界観の主軸をニューヨークに留めながらも、今作では新たにローマという舞台が登場します。
現代的な裏社会からどこか古風な雰囲気を漂わせながら、仕事をこなすジョン・ウィックもどこか新鮮な気持ちで見れる感じがします。

 

評価

80/100点

前作よりも確実にスケールアップしたアクションには、目を見張るものがあります。
マトリックスシリーズの時からタッグを組んでいる、チャド監督とキアヌ・リーヴスの息の合ったコンビネーションだからこそではないでしょうか?
チャド監督とキアヌ・リーヴスの今後の作品にも、注目してみたいと思います。

それでは。