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ノースタントだからこそできる魅力【トム・クルーズ】

目次

 

スタントとノースタント

映画の中では、激しいアクションを撮影する場合には、必ずスタントマンがハリウッド俳優に変わりアクションを行うことがよくある。
だが、一部のアクション映画等では、スタントマンを起用せず俳優自らノースタントでアクションを実施する俳優も少なくない。

 

スタントマン・俳優としてのトム・クルーズ

その中でも、特に肉体派として最も有名なのが、トム・クルーズだろう。

トム・クルーズといえば、ミッション:インポッシブルシリーズ(1996~製作継続)、トップガン(1986)等で知られ、カーチェイス、バイクチェイス、格闘シーン等を幅広く経験しているハリウッド俳優である。

最近では、ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)にトム・クルーズがロンドンでビルからビルへ飛び移るアクションを撮影中に、足首を骨折してしまった出来事が新しい。
だが、スタントを失敗しても尚、彼は自らスタントへ挑戦し続けるのであった。

今年、新型コロナウイルスで公開延期を余儀なくされたトップガン マーヴェリック(2021公開予定)でも、彼は自ら戦闘機に乗り、耐G訓練を耐えながら撮影に挑んだ。
戦闘機でのドッグファイトは、6~8Gといった強烈なGがかかる。そのため、一般人ではすぐに気絶や失神などといった状態がでてしまう。
トム・クルーズは、その高いGを耐え抜き撮影を乗り切ったのだった。

 

 車に乗る、バイクに乗る、次にレーシングカーに乗る

彼のノースタントの精神は、映画の中以外でも発揮されている。
2011年にレッドブル・レーシングでF1のレーシングカーを運転した。

彼は、アメリカのカリフォルニア州にあるウィロースプリングスに訪れ、レーシングインストラクターの指導を受けながら約291kmという速度を叩き出した。

291kmの速度というのは、東海道新幹線の最高速度とほぼ同一といえるだろう。

 

私生活の中でのトレーニン

また、彼の私生活でもノースタントの精神が習慣となっている。
トム・クルーズは、私生活の中でも自ら激しいトレーニングを行い、いつでも激しいアクションに耐えられるような鋼の肉体を身に着けている。
彼が行っているトレーニングの内容は、ジョギング、ハイキング等といった日常的に行えるトレーニングが含まれている。
他にも、シーカヤック、ロック・クライミング等といった少し専門的な知識を用いたトレニンーグも行い、体の全体を余すことなく使い体力を鍛えている。

このように、トム・クルーズは自分の生活とトレーニングを密接に調整しており、一流のスタントマン、俳優として活動し続けられる由縁ではないだろうか。

 

まとめ

トム・クルーズのノースタントは、他のハリウッド俳優にも影響を与えている。
ヘンリー・カヴィル(マン・オブ・スティール出演)は、トム・クルーズミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)で共演した後、Netflixオリジナルドラマ「ウィッチャー」にて自らスタントを行ったという。
トム・クルーズヘンリー・カヴィルも、体を動かすことに対して楽しいと感じているであろう。