その歌声でみんなを魅了する【ジャージー・ボーイズ】
「グラントリノ」等の有名な作品に出演しているクリント・イーストウッドが監督を務めた、「ジャージー・ボーイズ」を鑑賞しました。
物語は、ポピュラー・シンガーで有名なフランキー・ヴァリが主人公のミュージカル&伝記映画になります。
作品情報
あらすじ
ニュージャージー州の貧しい町で生まれ育った4人の青年たちは、その掃きだめのような場所から逃れるために歌手を目指す。コネも金もない彼らだが、天性の歌声と曲作りの才能、そして素晴らしいチームワークが生んだ最高のハーモニーがあった。やがて彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」というバンドを結成し、瞬く間にトップスターの座に就くが……。(シネマトゥデイより)
スタッフ/キャスト
【監督】・・・ クリント・イーストウッド
【脚本】・・・マーシャル・ブリックマン、リック・エリス
【キャスト】・・・ジョン・ロイド・ヤング、エリック・バーゲン、クリストファー・ウォーケン
その他
【原題】・・・Jersey Boys
【公開年/製作国】・・・2014年/アメリカ
【上映時間】・・・134分
感想
作品全体が主人公であるフランキー・ヴァリにスポットを当て、彼が「フォー・シーズンズ」のメインボーカルとしてから、ソロシンガーで大ブレイクするまでとなっています。
フランキーの普通の男性には出せない高音の歌声は、才能と言わざるを得ないでしょう。私もあの歌声には、心を打たれてしまいました。
フォー・シーズンズがメジャーデビューをしてからヒット曲を作り出し順調にいくはずでしたが、グループメンバーであるトミーが162000ドルもの借金を作っていたことによりグループ仲が悪くなってしまい解散してしまいます。
トミーの借金をフランキーが全て受け終えたのは、友人であり、自分の才能を見つけ出してくれた尊敬の人物でもあったのではないしょうか?
また、借金返済のために毎年200日もディナーショー等で歌い続けるには、相当苦労があったのだろうと感じます。
そして、「君の瞳に恋してる」のソロシングルで大ヒットを成し遂げ、また一躍フランキーはトップスターに駆け上がります。
20年ぶりにメンバーが揃い、当時のヒット曲を歌った時は、私も何十年も歌声を聞いていないファンのように心が高揚してしまいました。
これも俳優として、映画監督として活躍するイーストウッド監督が作り出す世界観なのでしょうか。
最後の最後で、キャスト全員が道路の真ん中で歌ながら、踊りだしたときは、これぞやはりミュージカルと思いました。
私も途中からテンションがノリノリでした!!
映像特典のグランドフィナーレでは、キャストも歌と踊りをとても楽しんで、イーストウッド監督もノリノリで踊っており、撮影現場は全員楽しそうな様子でした!
評価
86/100点
ミュージカル要素もあり、人間ドラマ要素もあり、飽きずに見れる作品です。
物語も歌も素晴らしいものに仕上がって、見事な映画になっています。
それでは。